ホームルーム

スイーツのまめ知識

砂糖

ご家庭に必ずある素材、砂糖。
ましてやこれがなくてはお菓子を語れません。

砂糖には上白糖・グラニュー糖・ざらめ糖・角砂糖など
色々な種類がありますが、
主に「さとうきび」と「てん菜」から作られています。

さとうきび、てん菜(植物)は葉の部分で根から吸い上げた
水と空気中の炭酸ガスをもとに太陽エネルギーを利用して
ブドウ糖を作ります。そのブドウ糖をショ糖に変え、
そのショ糖を取り出して結晶にしたものが砂糖です。

つまり、私達がいつも使用している砂糖は、
太陽のエネルギーが作り出したまさに"自然の恵み"なのです。

次に、そんな"自然の恵み"である砂糖の効果をご紹介します。

~砂糖の効果~

・脂肪の酸化を防ぐ
 バターなどの脂肪を使った食べ物に砂糖をたっぷり
入れておくと味が悪くなりません。
砂糖の濃い溶液に酸素が溶けにくいからです。

・腐敗を防ぐ
水分を吸収するという特徴により、腐敗の原因である細菌数やカビなどの繁殖活動を抑えます。
ジャムや砂糖漬けがその例です。
でも、全重量の半分以上の砂糖を入れないと効果はないです。

~砂糖と健康~
仕事やスポーツをしたときに甘いものを食べたくなるときがありますよね。
これは体が自然に要求しているものであり、
不足したものを早く取り戻そうとする体からのメッセージです。

エネルギーを使いすぎて肝臓に貯蔵していたグリコーゲンが不足し、
血液に糖分を補給できなくなるため血糖値が下がってしまうのです。
砂糖は消化吸収が早いので数分で血糖値を上げることが可能です。
 
フランスの交通安全標語にこんなものがあります。
「角砂糖とキャンディーで安全運転を」
これは、血糖値が下がった疲れた状態では安全な運転が出来ません、という意味です。