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スイーツのまめ知識

カカオ豆

〈カカオ豆とは?〉
チョコレートやココアの主原料で 、カカオの樹の果実の中にある種子のことです。
カカオ豆とは、カカオの樹の果実の中にある種子のことです。ラグビーボールのような形で、枝だけでなく幹にもなる、変わった果実です。

最初は果肉やパルプ(種の周りの綿状の部分)だけを食べ、種であるカカオ豆は捨てていたそうです。しかし、山火事などで偶然カカオの実を焼くと、素晴らしい香りを放ち、味も引き立つことがわかったのです。それ以来、カカオ豆を焼いてすりつぶし、食べるようになったと考えられています。

カカオ豆は産地や品種ごとにさまざまなタイプがあります。味にこだわるチョコレート職人の中には、毎年原料の産地まで
足を運んで、直接確かめる人もいるほどです。

同じカカオ豆でも、スパイシーな香りのもの、酸味の強いものなど特徴がありますが、中でも「フレーバービーンズ」と称される希少なカカオ豆は、花のような芳醇な香りで人気があります。


〈カカオの栽培地域〉
カカオは、赤道の南北緯度20度以内、年間平均気温27℃以上の、しかも年間を通じてその上下する範囲がごく狭い、高温・多湿な地方で栽培される熱帯植物です。

〈カカオ豆から取れるもの〉
・カカオマス・・・胚乳部分を粉砕・焙煎してすり潰したものです。 ココアとチョコレートの共通原料
・ココアバター (カカオバター)・・・カカオマスから分離された脂肪分

~チョコレートはココアバターを加えたカカオマスに、砂糖、ミルクなどを加えて作られます。~

〈カカオ豆(チョコレート)の効用〉
抗酸化作用
 →豊富なポリフェノールが含まれており、動脈硬化の予防やがんの発生の抑制に効果があると言われています。
・集中力、記憶力を高める
 →テオブロミンという成分が神経を鎮痛させ、またチョコレートの甘い香りによって集中力が高まるというということが多くの実験で明らかになっているそうです。
・ミネラル、食物繊維が豊富
 →カルシウム、鉄分、マグネシウム、亜鉛などのミネラルがバランスよく含まれています 。

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※写真は、2014年3月の「牛乳と卵の手巻きロール・生チョコ」です。