おしゃれに映える!おうちカフェの写真の撮り方
おしゃれな雰囲気を演出するには、構図や光の向き、撮影する距離が大切です。
構図を意識する
スイーツを引き立たせるには、構図を意識することが大切です。写真のどこに被写体(撮影する対象物)を置くかを決めて、バランスの良い写真に仕上げましょう。
【NG例】
・無造作に被写体を配置する
なにも考えずに飲み物やスイーツを配置するだけでは、奥行きがなく、まとまりのない写真になってしまいます。
【OK例】
・対角線を意識する
被写体を対角線上に配置する方法です。被写体が複数ある場合は、視線が奥に移動しやすいように配置すると、見栄えの良い写真になります。
・三角形を意識する
それぞれの被写体の中心が三角形の頂点になるように並べる方法です。構図全体にバランスが生まれて、まとまりのある写真に仕上がります。
・カメラのアングルを意識する
カメラのアングルによって、見え方が異なります。アングルの種類は以下のとおりです。
撮り方 | 見え方 | |
---|---|---|
真俯瞰(まふかん) | 被写体の真上から撮る | 絵画のようでおしゃれ |
ハイアングル | 高い位置から見下ろすように撮る | 全体像や大きさがわかりやすい |
ローアングル | 低い位置から見上げて撮る | 高さが表現できて、迫力が生まれる |
水平アングル | 被写体と同じ目線で撮る | シンプルで落ち着いた雰囲気に |
最近は、おしゃれに見える真俯瞰アングルが注目を集めています。上記を参考にしながら、被写体のイメージに合わせて撮影しましょう。
☆ポイント
表で紹介した構図を意識するのであれば、グリッド線を活用するのがおすすめです。グリッド線とは、スマートフォンのカメラ機能を使ったときに画面に表示される格子状の線のこと。グリッド線を活用すれば、バランスの良い構図を撮る際の手助けになります。
【iPhoneの場合】
「設定」→「カメラ」→「グリッド」をオンにする
【Androidの場合】
①カメラアプリを開き、画面上部にある設定アイコン(歯車マーク、またはスパナマーク)をタップ
②設定画面から「グリッド」をオンにする
自然光が入る場所で撮影する
自然光を上手に取り入れると、おしゃれで可愛いおうちカフェの写真が簡単に撮影できます。
【NG例】
・蛍光灯の下で撮影する
色がきれいに映らない、撮影者自体の影ができてしまうなどのデメリットがあるためおすすめしません。
・順光で撮影する
順光(※)だと影が被写体の後ろにできるため、陰影が出にくく、立体感のない写真になってしまいます。
※順光:被写体の正面から自然光が当たる状態。
【OK例】
・逆光、斜光で撮影する
自然光が逆光(※)になるように撮影すると陰影が出て、シズル感のある立体的な写真が撮れます。逆光で全体的に暗いと感じる場合は、斜光(※)で撮ると自然な印象になります。
・逆光:被写体の後ろから自然光が当たる状態。
・斜光:被写体の斜め前から自然光が当たる状態。
背景をぼかす
背景をぼかすと被写体が際立ち、おしゃれ度が上がります。
【NG例】
・背景がくっきり写っている
メインの被写体が何なのかが分からず、ごちゃごちゃした雰囲気になってしまいます。
・生活感のある背景が写っている
家で撮影するときには、背景に生活感が出てしまうと雑多な印象になってしまうので気を付けましょう。
【OK例】
・背景をぼかす
メインで撮りたいものにピントを合わせて背景をぼかすと、被写体が引き立ちます。自宅の様子が写真に写り込んでしまう場合は、大きめの白い紙を使うのもひとつの手です。アングルに合わせて、背景を覆うように敷いたり、端を持ち上げたりするだけでも、背景をカバーしてくれます。
背景をぼかす方法として、F値(レンズから入る光の量)が設定できるスマートフォンであれば値を小さくしたり、被写体を背景から遠ざけたり、ポートレート機能を使うのも有効です。
離れた場所から少し拡大する
被写体を拡大するのもおしゃれに見える撮り方のコツです。
【NG例】
・カメラを近づけて撮る
広角レンズの影響を受けて被写体が歪んで見えるため、アンバランスな写真になります。
【OK例】
・被写体から離れて拡大して撮る
広角レンズの影響を受けずに撮影できます。目で見えている状態のまま自然に写ります。ただし、スマホはデジタルカメラとは異なり、拡大しすぎると画質が落ちてしまうため注意が必要です。
カメラが複数並んだマルチカメラ(デュアルカメラ、トリプルカメラ)なら、拡大してもきれいな写真を撮ることができます。
なお、トリミングも画質が落ちてしまいます。撮影したときの画質を維持したい場合は、できる限り編集しないようにしましょう。