みんな大好き「カスタード」
とろーりとしたクリーム色の美味しいクリーム「カスタード」
みんなに愛され続ける、「カスタードクリーム」は洋菓子の命とも言えるでしょう。
知れば知るほど奥が深いその世界を、ちょっとだけのぞいてみましょう(^-^)♪
★お菓子屋さんのクリーム★
洋菓子の本場フランスでは、カスタードクリームのことをクレーム・パティシエールといいます。
パティシエール、つまり「菓子職人」のクリームと呼ばれるくらい、お菓子づくりには欠かせない、基本のクリームということなんですね。
ただ「基本」、といっても作るのが簡単というわけではなく、火加減や、かきまぜるタイミングなど、難しいポイントがたくさん。
カスタードクリームがうまく作れるようになれば、お菓子づくりの基礎はマスターしたと言えそうです。
★おいしさの理由★
カスタードクリームの魅力はなめらかな口当たりとやさしい風味。
これにはちょっと秘密があります。まず、とろっとした食感は材料の卵に熱が加わって固まり、それと同時に小麦粉が牛乳の水分と熱でアルファ化(のり状になる)することで生まれます。
だから火加減によってまったく味がちがうんですね。
味の決め手はもちろん卵と牛乳のコンビネーションですが、隠し味にバニラやバター、洋酒などを加えることもあり、バリエーションは豊富です。
カスタードにはお菓子を作るパティシエそれぞれの想いがこめられています。
★こんなお菓子に★
カスタードクリームと言って一番に思いつくお菓子がシュークリーム。
卵の風味と牛乳のコクを一番味わえるのが、やっぱりシンプルなシュークリームです。
でもカスタードクリームのお菓子はそれだけではありません。
根強い人気の「シブースト」。これはメレンゲを加えてふんわりした食感に仕上げたカスタードクリームがメインのケーキです。また、お皿に盛ったデザートやパフェの
上にかける「アングレーズソース」、これもカスタードの仲間です。
クレームアングレーズとも言い、「イギリス風のクリーム」という意味です。
それ以外にもフルーツのタルトやロールケーキ、モンブランやクレープなど、カスタードはどんな素材にも合う定番のクリームですね。