ベルギーチョコ、おいしさの秘密
『チョコレートといえばベルギー』というくらい、老舗メーカーから革新的なショコラティエ(チョコレート専門店)まで、まさにチョコレートの先進国。
でも、どうしてベルギーのチョコレートはおいしいと言われるのでしょうか?
①伝統的な製法と技術 ベルギーのチョコレートは、高温で練り上げる製法に特徴があり、これによってカカオの香りが引き出され、コクと風味豊かなチョコレートが出来上がると言われています。また、高級チョコの中に入っている、やわらかなペースト状のクリーム(プラリネ)は、1912年創業のベルギーの名門チョコレートメーカー『ノイハウス』が生み出した手法です。
(カカオの樹)
このように、ベルギーでは古くからのよき伝統を守りながら、工芸品を作るようにしてチョコレートが作られているため、その品質と味に定評があるのです。
②厳選された素材
おいしいチョコレートが生まれるもうひとつの理由、それは高品質な素材です。
(カカオポッドと呼ばれる実)
これにも有名専門店の影響があります。
日本でも高級チョコの代名詞となっている王室御用達の『ゴディバ』や『ヴィタメール』。最近では『ピエール・マルコリーニ』など、有名店が名を連ねるベルギーには、南米や西アフリカを中心に世界中から良質な原料が集まります。
品質の良いカカオと優れた技術力が合わさることで、おいしいチョコレートが作られるのです。