かぼちゃ
秋の食材には欠かせない「かぼちゃ」。
かぼちゃの原産地は南米といわれ、日本へは16世紀に
ポルトガル船によって伝えられました。このかぼちゃは
「日本かぼちゃ」と呼ばれ、明治時代には「西洋かぼちゃ」が
伝えられました。
かぼちゃの種類は現在、大きく以下の3つに分類されています。
■日本かぼちゃ
形・・・平たく縦に溝がありデコボコ。
味・・・淡泊で、粘りがある。
料理特徴・・・煮くずれしないので、煮物や蒸しものに向く。
■西洋かぼちゃ
形・・・表面に溝がなく滑らか。
味・・・糖質が多く甘い。
料理特徴・・・甘みがあり、プリンやパイなどにぴったり。
■ペポかぼちゃ
形・・・細長いものや小型がある。
味・・・甘みは薄く、水っぽい。
料理特徴・・・ベーコンと炒めたり、漬物に最適。
そして、かぼちゃには嬉しい栄養素がいっぱいです。
①かぼちゃにはビタミン類(B群,C,E等)が豊富。
→体を温め代謝を促進させ、冷え性予防に効果的。
②かぼちゃの中にはβカロチンが多く含まれている。
→粘膜や皮膚の抵抗力を高め、生活習慣病やガン予防に効果的。
③かぼちゃの皮には食物繊維が豊富。
→大腸ガンや高血圧などの成人病、便秘に効果的。
また、かぼちゃの種は、ミネラルが豊富で、高タンパク、
高エネルギーのため貧血気味の方などは是非食べて頂きたいです。
調理方法として、まず水できれいに洗って天日干しにします。
よく乾燥させたらフライパンで表面に焦げ目がつくまで炒ります。
塩をふれば、おいしいおつまみの出来上がり。
かぼちゃはお菓子に向いている野菜の代表。
ゆでて裏ごしすると扱いやすいペースト状になり、
甘みもほどよく、色も美味しそうな、他の素材では真似出来ない
独特の深い黄金色に仕上がります。