桃
【桃の歴史】
中国から明治時代に日本にわたった桃は毛毛と
呼ばれたように、産毛がたくさん生え、頂部が突起し、
果肉は白・赤・黄が混ざって肉質は固かったようです。
品種改良や交雑実生などにより、やがて日本独特の
白桃が生まれました。ですから現在の日本の桃は
ほとんどが白桃の血をひいています。
また日本の桃の美肌は、実の小さいときから袋をかぶせて
育てることから生まれます。テマヒマかかる有機栽培ですが、
細かい仕事が得意な日本人ならではのことでしょう。
美味しい桃が食べられる日本人に生まれて本当に良かったですね。
次に、桃にまつわるお話や桃の効能についてご紹介します。
【桃のお話】
中国では桃は魔力があり、病魔を退治したり、鬼を制したり、仙薬として
信じられてきました。そのため、色々な神話・民話があります。
西遊記の中で、孫悟空は桃園の管理をしています。
日本でも桃太郎がありますよね。桃太郎が鬼退治をするのはそんな
理由からなのかもしれません・・・・。
他にもたくさんあるようなのでみなさんも一度は桃の話を見たり聞いたり
しているかもしれませんね。
【桃の効能】
実はペクチンを多く含み、血行を良くして便秘にも効きます。
葉はあせもに効きます。また、種子は桃仁という婦人病の漢方薬です。
ペクチンとは植物繊維のことです。