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スイーツのまめ知識

バナナ

タルトやクレープなど、スイーツでもよく使われる果物のひとつ、バナナについてご紹介します。

〈バナナの語源〉
アラビア語で「手足の指」を意味する「banan」と、西アフリカの言語で、「(複数の)指」を意味する「banema」に由来しているという2つの説があります。
これがアフリカのギニアに伝わり、コンゴ川の河口にあるその名も"Banana"という港から英語圏に伝わりました。
また、サンスクリッド語のベルナ・ブシャ(Veranabusha)がなまってヨーロッパに伝えられ、広がったものとも言われています。
ちなみにバナナを取り扱う会社では房のことを「ハンド」と呼ぶそうです。

〈バナナの種類〉
世界中で栽培されているバナナの種類は、大きく「生食用」と「料理用」に分かれ、300種類以上あるといわれています。
その中の一部のバナナについて紹介します。

☆生食用バナナ
・ジャイアントキャベンディッシュ・・・日本で最もポピュラー。
・セニョリータ(モンキーバナナ)・・・通称モンキーバナナと呼ばれる小型のバナナ。皮が薄く、甘い 。
・モラード・・・皮が赤紫?赤茶色で厚い。あっさりした甘味でやや酸味がある。 
・ラツンダン・・・小?中型でやや太短いバナナ。皮が薄い。とても甘みが強く、やや酸味がある。 

☆料理用バナナ  ※煮たり焼いたりして食べるバナナのこと。
・ツンドク・・・超大型で長さ40cm以上のものもある。ホーンバナナとも呼ばれ、牛の角に似ている。 
・リンキッド・・・果指がくっつき、房が扇形。 
・カルダバ・・・太短く、角ばっている。 

〈甘いサイン〉
バナナはシュガースポット(茶色い斑点)が出た頃が、一番の食べごろとされています。
これは、熟成が進むことで甘味が増すだけでなく免疫力も高まるためと考えられています。
つい傷んだと思い捨ててしまいがちですが、あの斑点は栄養の宝庫だったのですね。

〈バナナの栄養〉
バナナはいろいろな種類の糖質を含んでいます。種類によって体内でエネルギーに変わる(消化される)速さが違うため、即効性と持続性を併せ持つ優れた糖質の供給源だと考えられています。
また、一緒に含まれている食物繊維にも、糖質の消化速度を緩やかにする働きがあるため、腹持ちが良く、血糖値が急激に上昇しないのも特長の一つといわれています。