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スイーツのまめ知識

レーズン

パウンドケーキやパンに混ぜ込んだり、アイスクリームやクッキーのトッピングにしたり、チョコレート菓子にしたりと製菓で幅広く使われているレーズン。今回はそのレーズンについてご紹介します。


〈レーズンの種類〉

レーズンは原料のぶどうによっていくつかの種類に分けられ、緑、黒、茶、紫などのものがあります。その中から代表的なものをいくつかご紹介します。

・カレンズ
 山ぶどうの一種を乾燥させたもので、コリントレーズンともいいます。小粒で、おだやかな酸味があります。ナッツ類と好相性。

・グリーンレーズン
 ほのかな酸味が特徴。ベリー類やさくらんぼなどと併用すると、きれいな淡い緑色が引き立ちます。
 
・サルタナレーズン
 明るい茶色で、一般的なレーズンに比べて柔らかく、ぶどう本来の香りや甘さが適度に残っています。

・ミゼットレーズン
 カリフォルニア産の小粒なレーズン。料理やお菓子にも使いやすい小さなサイズが特徴です。


〈レーズンができるまで〉

現在日本で消費するレーズンの約8割がサン・ホアキン・ヴァレーというカリフォルニアの峡谷で生産されています。
では、レーズンがどのように生産されているのかご紹介します。

①ぶどう畑から丁寧に手摘みにて収穫後、ペーパートレイの上に広げます。
②2~3週間かけて天日干しを行います。約1週間で裏返し、2週間目の乾燥へ。
③乾燥を終え、緑のぶどうが自然な褐色のレーズンになったら、2~3日ペーパートレイで包み込み水分を均一化させます。
④天日干しが終わったらレーズンを集積場へ運びます。
⑤異物除去、洗浄等を行い、製品となります。


〈即効性のあるエネルギー源〉

レーズンは約70%の果糖・ブドウ糖を含み、これは砂糖のショ糖より吸収されやすいため、効率の良いエネルギー源になると言われています。
アメリカでは、クイックエネルギー(即効性のある栄養食品)としてスポーツにも利用されているそうです。
そのまま朝食やスナックに、登山やマラソンなどのスポーツに、また保存性が高いため緊急時の常備食にも最適ですね。