あんず
〈あんずの歴史〉
あんずの原産地は中国北部、中央アジア、ヒマラヤ西北部といわれています。
中国では2000年も前(一説には4000年以上前)から種の中にある「杏仁(きょうにん)」を収穫するために栽培されていたようです。
取り出された杏仁は、そのまま食べるのではなく主に漢方薬として利用されていました。
その後、中国からヨーロッパ、中東、アフリカへと渡り、18世紀頃にアメリカに渡ったとされています。
〈あんずの効果〉
あんずには体を温める作用や整腸作用があるといわれています。
また干しあんずは、果糖が非常に多く、食べるとすぐに吸収されてエネルギーに変わる為、疲労回復に効果的といわれています。
〈あんずの見分け方(選び方)〉
ふっくらと丸くて果皮に張りがあり、実が締まっているものが良品です。
また果皮全体が橙色に染まっているものを選びましょう。傷が付いていたり、変色しているものはなるべく避けましょう。
芳香があれば熟しています。
〈あんずの保存方法〉
熟した果実は傷みが早く、あまり日持ちしないので冷蔵庫で保存し、2~3日以内に食べるようにします。
また、干しアンズも冷蔵庫に入れて保存しましょう。
〈写真はイメージです〉