杏仁
〈杏仁とは〉
杏の果実中の種子のことで、「あんにん」、「きょうにん」と呼ばれ、古くから薬用として利用されてきたと言われています。杏は中国原産とされるバラ科の落葉中高木で、紀元前から果実が食用として栽培され現在でも世界各地で生食、加工用に栽培されています。
〈杏仁の種類と用途〉
杏仁には、北杏(苦味種)と南杏(甘味種)の2種類があり、 それぞれ違う用途に使われています。
・北杏・・・漢方で利用され、咳をしずめたり、喘息に効果があると言われています。
・南杏・・・食用に利用されています。
一般的には杏仁豆腐に使用されることが多いです。
種子の中身を乾燥させ、粉末状にしたものを「杏仁霜」といい、この「杏仁霜」から
杏仁豆腐が作られます。
※写真は、2014年5月の「生クリーム杏仁」です。