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スイーツのまめ知識

ウェディングケーキの歴史

ウェディングケーキの歴史は大変古く、古代ギリシャまで
さかのぼります。

古代ギリシャのケーキは、生きていくのに欠かせなかった、
主食の小麦で作られた小さく堅いビスケットでした。
ひとかけらのビスケットを粉々に砕き、良き収穫と子宝に
恵まれるようにと願いを込めて花嫁の頭上に撒いたそうです、

そして、花嫁の頭上で砕かれたかけらには幸運が宿るとされ、
招待客は、競って拾い集める習慣があったそうです。
 
その後もスコーンのようなものだったり、ぶどうパンのようなもの
だったり、土地により時代により形は変わりますが、ウェディング
ケーキには、豊かで幸福な人生への願いとそれをみんなで
分かち合おうという思いが込められています。

最近では一段の生ケーキ、花嫁の手作りケーキ、プチシュー
クリームをカラメルで積み上げたクロカンブッシュなども人気の
ようです。

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披露宴でケーキ入刀後の最初の一切れをお互いに
食べさせあう光景もたびたび目にしますね♪
これには、「最初の食事を分かち合う」という意味が込められて
いるそうです。
そもそもは、欧米の習慣ですが、日本でも取り入れるカップルが
増えているようです。

また花嫁が、結婚式に自分で焼いたケーキを持参して
「私はこんなに、お料理上手です」という事を証明したのが
始まりという説も。

そして、当時甘い食べ物がまだ貴重だったので、結婚式に親族や
友人達が「せめてこの日だけは」と甘い食べ物を持ち寄り、
みんなで高く積み上げて作ったのがウエディングケーキ
という説もあります。

【各国語の呼び名】
英語 wedding cake(ウェディング ケーキ)
仏語 gateau de noces(ガトー ド ノース)
独語 Hochzeitskuchen(ホッハツァイツクーヘン)