結婚記念日とケーキのお話
結婚記念日を祝ってプレゼントを贈るという習慣は、
主にヨーロッパで行われてきました。
とくにキリスト教文化の影響が強いことから、イギリスでは
結婚5年目・15年目・25年目・50年目など、5の数字の
つく年がアニバーサリーとして盛大に祝われているようです。
この習慣がアメリカに伝わり、結婚1年目から毎年祝う
スタイルになりました。
1年目の紙婚式から75年目のダイヤモンド婚まで、
名称は国や地域で異なりますが、共通しているのは
柔かいものから堅固なものへ、価値あるものへと
移っていることです。
これは、年を重ねるごとに絆を深めていく、
夫婦の関係を象徴しています。
その昔、夫婦としての絆より「家」を重視した日本では、
結婚記念日を祝うという感覚はなかなかうまれませんでした。
現在では、銀婚式や金婚式などで、記念の旅行をしたり、
子供や孫がパーティーを開いてくれることは多いかと思いますが、
夫婦二人で祝う方はまだまだ少ないかもしれません。
人間関係が希薄になりやすい世の中だからこそ、地球上で
一番近い存在である夫婦が、その絆を確認しあう結婚記念日に、
ある年は盛大に、ある年はささやかにパーティーを開き、
その結婚記念日ごとにふさわしいケーキを二人で食べて、
思い出を創っていって欲しいものです。
特別な日に食べたものは、舌が忘れないと言われています。
毎年、結婚記念日を迎えるたびに、手作りのケーキや二人で
選んだお気に入りのケーキを食べながら、夫婦の絆を確認しあい、
お互いを認め合い、感謝しあいながら、大切な1日を
過ごされることを『スイーツ図書室』はお薦めいたします。